『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

悪魔の正体

こんにちは。

 

 

 

 

 

何でも申し上げます。

 

地位・名誉・財産・出自・学歴・職歴・身の回りのものすべて、そしてその肉体。

 

それらを取り払ってしまえば、残るものはその肉体を動かしている「命」です。

 

上記の地位や名誉・・・・というのは不平等です。

 

この肉体を有している時点で不平等です。

 

知力や体力に差があるわけですから。

 

でも、命だけは平等です。

 

平等に一つだけ持っています。それだけは買う事も交換することもできません。

 

私たちにはこの「命」という、最高の価値を持っているのです。

 

それに気づいた時、自分も他人も尊い存在であることに気づきます。

 

まさに「仁」の精神に達するのです。

 

 

 

 

 

私には名誉がない、お金が足りない、容姿が劣っている、親からダメな子だと言われた・・・等

 

という「劣性」や「心無い言葉」や「ネガティブな体験」を通じて、

 

「自分は劣った人間」・「自分には価値がない」という幻想を抱くようになります。

 

これが「劣等感」です。

 

これは「幻想」です。

 

もっと言えば「嘘」です。

 

あなたが価値のない人間であるわけがありません。

 

 

 

「死者」には敬意を抱くべきです。それが人間としてのマナーです。

 

でももしあなたに価値がないというのであれば、

 

今まで死んで行ったすべて人の死体の前で、

 

「私には価値がない」と言ってみて下さい。

 

死者からの声なき声が聞こえるはずです。

 

「であれば、その命を私にくれ」と・・・

 

 

 

先ずは自分には「命」があり、

 

それが「当たり前」という「傲慢」を打ち捨てるべきです。

 

奇跡に奇跡が重なって、今私は生きているという「ありがたさ」に気づいて下さい。

 

もしそれに気づかず、救いを求めてしまった場合・・・・

 

あなたは、「いいお客さん」になってしまいます。

 

 

「悪魔」とは、人の劣等感を利用して、相手から搾取する人の事を言います。

 

言わば、あなたの心の闇を操る人が「悪魔」なのです。

 

容姿に悩んでいるなら、この化粧品一式を買うといいですよ。

お腹が出ているなら、このマシーンを買えば簡単に痩せますよ。

この壺を買えばいい事がありますよ。

私の言うことを聞けば、すべてはうまく行きますよ。

 

 

どうでしょう。

いっくらでもこういう人っていますよね。

むしろ、自分が「悪魔」であることに気づかず、

会社や組織から言われるがままに、こうした「商売」をしている人もいます。

ただし・・・

それを分かったうえで、お客様が「望んでいる事」という視点で、

自らの商品やサービスを、相手のために提供しているのであれば、

それは素晴らしい商売だと思います。

 

しかし・・・

悲しいかなそうでない場合も山のようにあります。

そして残念なことに、それが人の心を救済するべき宗教の世界でもそうなのです。

正確に言えば「宗教の名をかりた商売」です。

 

日本は「オウム真理教」の事件を中心に、

「宗教」に対する不信感を持った人が多いです。

それは仕方ないことです。

「宗教」=「金儲け」という構図が出来上がってしまっています。

しかしこれは正確ではありません。

繰り返しますが、これらは「宗教の名をかりた商売」なのです。

本当の「宗教」とは違います。

 

 

あなたはあなたを愛するべきなのです。

 

その命の価値に気づことが先決です。

 

そうすれば、悪魔がやっている商売や、宗教の名をかりた商売に騙されることはありません。

「見抜ける」のです。

 

そして、あなたにとって本当に必要なものだけを、選び身に着けることができるのです。

 

 

 

 

 

今日はそんなお話でした。

 

では。