『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

豊かな表現

おはようございます。





いきなりですが、

【死にたい】

という言葉をこの先絶対に使ってはいけません。

別の「言い方」だったらいいですよ。

と言われた場合、みなさんならなんて言いますか???





【消えたい】

というのもありますが、個人的な経験上、

【死にたい】と【消えたい】って少しニュアンスが違うような気がします。

前者は「怒り」が強く、後者は「申し訳なさ」、みたないものがある気がします。

ホントにこれは私の感覚でしかありませんが、いずれにしてもイコールではないと感じます。



【殺して欲しい】【蒸発したい】【溶けたい】【隠れたい】・・・・・

いずれも、やはり【死にたい】に代わる、別の言葉としては、適当だとは思えません。

私もこの言葉を散々使ったし、自分自身に数えきれない程言ってきました。

しかしある時から心の勉強をするようになり、

「言葉」というのが、その人の人生に大きな影響をもたらすことを知りました。(昨日の日記では「所詮言葉」とか言っていますが)

それを知ったので、ではこれから例えネガティブな感情が湧いても、言葉だけはネガティブなものを使わないようにしよう。

と思ったのです。

そこで、イの一番に向き合うべき言葉がこの【死にたい】でした。

そりゃもう中学生の頃から、毎日欠かさず使っていた言葉だったので、一番身近なネガティブな言葉でした。

しかし、なかなかこれに代わる、しっくりとした言葉が見つかりませんでした。

ところが、ある時、ピーン!とひらめいたのです。

これに代わるぴったりな言葉が・・・

おお!なるほど!そうだったのか!

とびっくりしました。

はい、その【死にたい】に代わる言葉が・・・・








「活き活きと生きたい」






でした。

【死にたい】と言うのは、今【生きたい】と思う条件が揃っていないから、そう表現しているのだと気づいたわけです。

無価値を感じ、周囲の人間がうざく、お金もない、過去を思い出せばイライラする、周りは幸せそうに見え、云々・・・

こうした【生きたい】と思うような事が全然見当たらないから、【死にたい】と言っているのであって、

逆に【生きたい】と思えるような条件

自分の価値を感じ、素晴らしい人達に囲まれ、お金にも困らず、「今」に集中できれば、

まぁ【死にたい】と思うことはありませんよね。



【生きたい】と思えるような条件を揃えるのは、一朝一夕にはいきません。

心体の状態を整え、時間をかけて、ゆっくりとその条件を整えていく必要があります。

それははっきり言って、なんだってそうであるはずです。

それに三歩進んで二歩下がる。みたいな感じだと思います。

 

でも、まずその第一歩として、

 

ネガティブな言葉を使わない。という方法を用いて、心の状態を整えるができます。

 

それがまさに、

 

【死にたい】と表現してきたものを、

 

私は【活き活きと生きたい】と言い換えることです。

 

 

実は「命」あるものは、常に「生きたい」と思っているのです。

 

虫も花、木も鳥も、魚も獣も、み~んな「命」を一つ持っています。

 

何一つ例外なく、みんなその「命」のままに、「生きよう」としています。

 

人間も同じです。

 

しかし、人間は彼らと違って、言葉や行動という、たくさんの表現方法を持っています。

 

だから、

 

【死にたい】という、真逆の表現方法を取ることによって、

 

【生きたい】という本当の思いをより自分や相手に強烈に伝えようとしているのです。

 

 

 

私も昔と比べれば、ずいぶん楽に生きられるようになりましたが、

 

では「活き活きと生きたい」と思えるような条件が揃ったのか?

 

と聞かれれば、全然そうではありません。これからです。

 

たった今このブログを書いている最中でもイライラすることが起こって、もう逃げ出したくなるし、

 

財布の中身は寂しいままです^^

 

しかし、そうであっても、

 

やはり【死にたい】という言葉はもう散々使ったので、一旦仕舞い、

 

私は【活き活きと生きたい】と言い改めることによって、

 

「新しい風」が人生の内に吹き込む。

 

それを私は実感しています。

 

 

それでは、また。

 

 

(本記事は、個人ブログ『神主の遺言』と『YOROSOI』の二つに掲載しています。)