「ネガティブメガネ」を外すエクササイズ
おはようございます。
今日の東京は曇り空。
肌寒いので風邪ひかないようにして下さい。
さて
よく登場する話ですが、
「コップに半分」の水が入っているのを見て・・・
「まだ半分も残っている」と思う人と
「もう半分しか残ってない」と思う人とに分かれるそうです。
前者はポジティブに解釈し、後者はネガティブに解釈したというわけです。
生まれたばかりの赤ちゃんは話せませんが、もし話せるとして、この「コップに半分の水」を見たら、恐らく「コップに半分の水が入っている」としか思わず、それ以上でもそれ以下でもないと言うでしょう。
つまり、物事に対して、それをポジティブに解釈するか、ネガティブに解釈するかは、その後のその人が成長する過程において、後天的に備わったものであると言えるわけです。
では、この違いはどのようにして起こるのでしょうか?
簡単に言ってしまえば、周囲の大人たちから浴びせられた「言葉」によって違いが生じます。
私たちは「純粋」です。バカではありません。「純粋」です。
ましてや子供はもっと「純粋」です。
他人から言われたことは、ほぼ「そのまま」受取り、それを吸収し、そしてそうだと「思い込みます」
つまり
あなたはバカね。
なんでできないの!
何度言ったらわかるの!
廻りの皆はちゃんどできているのに!
あなたは橋の下で拾ってきた子。
あなたは〇〇が苦手!
あなたにはできない! などなど。
こうした大人の「まったく根拠のない」、でたらめな言葉たちを、そのまま受け取った子供は、(↓これから重要)
「自分はダメな人間だ・・・というメガネ」を掛けて生きることになります。
ということは、この世の中には自分がそうであるように、他にも「ダメな人間が存在する」ということになりなります。
これが具体的に言えば、他人の嫌な面ばかりが気になったり、人のアラばかり探してしまう生き方につながってしまうのです。
一方その反対に
あなたは〇〇が本当得意だね。
これは苦手でも、これは誰にも負けないね。
みんなあなたを大切に思っているよ。
今度は何ができたの?教えて。 などなど。
こうした、「子供の存在を認める」言葉をかけることによって、(↓これから重要)
「自分には良い面があるのだ・・・というメガネ」を掛けて生きることになります。
ということは、この世の中には自分がそうであるように、「他の人にも良い面がある」ということを知るのです。
これが具体的に言えば、他人の良い面を探して、それを正当に評価し、或いは自分の良い面とつなげて、より良いものを生み出す力になるわけです。
この二つのメガネは、当然のことながら、生まれた時には掛けていませんでした。
後から掛けたものです。
ということは外すこともできます。だってメガネですから。
ただ、この手の話は自己啓発の本を読めばよく出てくる話でもあります。
「ネガティブメガネを外して、ポジティブメガネに取り換えましょう」
みたいな感じで、言われたりするものです。
しかし、実際長年かけ続けたこのメガネを外すのって、かなり大変なのです。
「赤いバラは存在しない」
というメガネを掛けている人は、この世にあるバラには赤色のバラは存在しないと信じていますし、実際にその人はどのバラを見ても赤いバラを見つけることはできないのです。しかし掛けている「赤いバラは存在しない」という「赤いフィルムが貼ってあるメガネ」を外すと、目の前には「赤いバラ」が咲いている。というわけです。
できればこうしたメガネを外して、自分の目でまっすぐ見つめて、そして自分でどう思うかを考えたいものですし、
ネガティブメガネを掛けて生きづらさを感じている人がいるのであれば、ポジティブメガネに掛けかえたいものです。
ですので、私が具体的にやっているこのネガティブメガネを外すエクササイズをご紹介したいと思います。
それが、「いいね」ボタンを押す。というものです。
SNSなどには、この「いいね」ボタンがついています。
これって、意識的に押そうと思わないと、結構押さないものだと思います。
例えばユーチューブで言えば、グッドボタンとバッドボタンがあります。
内容が良ければグッドボタンを押すのが普通なのかも知れませんが、
それを
全体ではなく一部しかよくなかったけど、グッドを押す
意見は違うけど、知らない情報を教えてくれたから、グッドを押す
編集の仕方が上手だから、グッドを押す
一生懸命だったから内容はともかく、グッドを押す
など
とにかく、どこか少しでも「良い面」があったら、必ずグッドを押すようにしています。
基本的にバッドボタンは押さないのですが、他人を故意に傷つけようとする意図が見えたりした場合に限り、何もボタンを押さないようにしています。
このエクササイズを繰り返すことによって、
他人に対して、何か良い面がないか。という目を養うことができます。
グッドボタンを押すのだから、何かしら理由が必要なので、
なんとかして、良い面を探そうをするものなのです。
そうすることによって、だんだんと今までかけ続けていた、ネガティブメガネを外すことができるようになるはずです。
あぁ私はネガティブメガネを掛けて、自分にも他人にも厳しすぎるな。
という人は是非、挑戦してみて下さい。
それでは。