しずかちゃんの憂鬱
おはようございます。
ご訪問ありがとうございます。
昨日は「元号」の話しでしたが、今日もそれに関するお話しです。
ただちょっと趣が違います。
お付き合いください。
ドラえもんに登場する「しずかちゃん」ていますよね。
彼女が発するセリフの中で、とても印象的なモノがあります。
それが・・・
「私いつも〇〇っだらなぁって空想するのよぉ~」
というものです。
また
「持っているお人形とお話しできたらどんなに素敵だろう。」
「花や鳥のおしゃべりを聴くことができたらどんなに楽しいだろう。」
というセリフに形を変えることもあります。
いずれにせよ、
彼女は彼女の頭の中で、興味がある対象をじっくりと観察し、
それと自分を同化させることによって、
まさに「空想の世界」を作り上げ、その世界を存分に楽しんでいるというわけです。
こういう一種の「遊び」のようなことは、誰でも多少なりとも経験があると思います。
中には現実があまりにも辛く、こうした空想を拡大することで、
その世界でのみ生きようとする「防衛」や「逃避」という行動に移る人もいます。
今回はそういうお話は置いておいて(むしろ私は詳しくないので)
単純に「こうだったらいいなぁ~」という人間が持つ、
無限の、そして自由な、かつ豊かな発想や想像力の話をしたいのです。
というのも、私自身が非常に子供の頃から「しずかちゃん」タイプでして、
「その発想はなかったわぁ~」
と言われるようなことが多々あり、
同時にこうした自分の発想に基づく発言や行動を、
他者から否定されることも多かったのです。(つーかそればっか^^)
ただ、これは本人でなければなかなか感じることができない感情なのですが、
この自分の頭の中で広がる、自分にとっては心地の良い、空想の世界を、
他人に「バッサリ」斬られる(否定されたり、バカにされたり)するというのは、
か・な・り・の・精神的ダメージを喰らうものなのです。
ここでようやく「元号」の話になりますが、
下のイラストはちょうど去年の今時分に、ツイッターで話題になったイラストです。
元号が擬人化されていて、「平成君」が「それじゃあな、元気でな!」と言って「向こう側」へ行く絵です。
なんかすご~く素敵で、この絵を見て色々と「空想」をしてしまったわけです。
近くに立っている「明治」「大正」「昭和」もこの若い「平成君」を優しく迎えている感じがするし、遠くでたくさんの元号たちが改元の瞬間をそれぞれの思いを抱きながら、自分と重ねせて見ているのだろう。なんて思ったのです。
そして当時私がやっていたSNSで以下に
「いずれ私たちも向こう側に行く、いつも祖先に見られているという気持ちで新しい時代を生きたい」
と投稿したのです。
まさに私の空想を「言葉」として表現した。というわけです。
そして・・・・
以下の返信をもらったのです。
「別にそこまで考えて書いてないでしょっ」と・・・
そして、この返信に対して別の人が、
「一つの絵から色々と想像を膨らませて解釈してくれるんだら、むしろ書いた人としては嬉しいと思いますよ。」
とフォローしてくれました。
しかし、その前の「別にそこまで考えて書いてないでしょっ」
という言葉が、本当に私の心をバッサリ斬ってしまって、
実を言うと、未だに傷が癒えてません^^
私は他人の言動がいちいち気になる性格ですし、
嫌われていないかとすごく不安になる人間なのですが、
この「空想バッサリの苦しみ」(なんて名付けていいのか不明です)は別物のような気がします。
こんなおじさんが言うことではありませんが、
メルヘンの世界に浸っている所に、血刀を握った殺人鬼が突然やって次々に狼藉を働くといったイメージです。
そして、なんだか「無性にこっちが悪い事」をしているような気になってくるのです。
自分の持っている感性を否定されたと感じるからでしょう。
しかし、私に限らず、他人が持っている感性を否定するというのは、
相手によっては相当なダメージを与えてしまいます。
それを「言葉」という刃物で一刀両断するというのは、
ちょっとキツイ言い方になりますが、ある種「殺人」に近いと思います。
冒頭述べた通り、私はかなりこうした自分が持っている感性を否定されて育ちました。
そして、否定されるのが嫌で最初から出さないようになっていき、出し方を忘れた部分もかなりあります。
しかし(↓ここからが重要)
「本当の私」はその感性のままに生きたいと思っているのです。
むしろ、それが「この人生」を豊かにし、他者を幸福に導くための鍵なのです。
みなさんはそんな経験ありますか?
もしおありなら、是非ご自身の感性を大事にして下さいね。
多数派は、なぁ~んも考えずに否定したり、バカにしたりしてくるでしょう。
仕方ありません。
彼らは人類の保存のため、
私たちは辛いことがたくさんあるけど、人類の発展のために、存在しています。
それぞれの役割を果たすのみです。
それでは今日はここまで。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。