『神主の遺言』

『統合神道』唯一の神主のブログ。それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

「お気に入りの感情」

こんにちは。

ご訪問ありがとうございます。

2日更新を滞らせると、なんかずいぶん書いてないなぁ~という気持ちになります。

お久しぶりです^^

今日はずいぶんややこしい話になると思います。

 

 

私たちはいつも何かしらの感情を感じながら生きています。

この感情と言うのは本当にたくさんあって「喜怒哀楽」と言っても、

細かく分けていくと無限にあると言ってよいと思われます。

 

ただ大きく分けると「ネガティブな感情」「ポジティブな感情」の2つに分けられます。

そして、この「ネガティブな感情」の中に、

「パターン化するネガティブな感情」というものがあるのです。

 

例えば、子供の頃に親からひどい暴力を受けていた人がいたとします。

そこで「無力感」や「閉塞感」と言った感情を感じたとします。

やがてこの人が成長して憧れの職業に就いたとします。

しかし思っていたような働き方ができず、なんとか自分の思う理想的な会社にしようと頑張りますが、周囲の同僚や上司の協力が得られず悶々とした日々を過ごします。

やはりここでもこの人は会社を変えることができない、先行きが不透明という状況を体験し「無力感」と「閉塞感」を感じるのです。

このように、状況・環境・登場人物などは全然違うのに、感じる感情が同じ、或いは似ているということが結構あるのです。特に少数派の人は。

 

こうした「パターン化するネガティブな感情」というのは、「強烈な実体験」に裏打ちされるものですから、記憶に定着しやすく、いつまでも覚えているし、その感覚を忘れることはありません。

 

しかし・・・

 

よ~く思い出してみると、実はこうした「パターン化するネガティブな感情」をひっくり返した、真逆の「ポジティブな感情」もそれまでの人生の中で体験しているのです。

 

先ほどの「無力感」や「閉塞感」がパターン化している人であれば、

「全能感」や「解放感」と言った感情を人生のどこかで・・・

(以下が非常に大事 ↓)

「あぁこの感じ、すごい心地よい~」

という「爽快感」や「ノスタルジックな感情」が付帯する体験と共に感じているということです。

 

例えば文化祭の実行委員として、誰よりも指導的に振舞い「全能感」を得たとか、

誰も自分の事を知らない外国に行って、フトしがらみのない状況に妙な「解放感」を感じたとか。

 

「全能感」や「解放感」というのは「ポジティブな感情」に分類される為、

誰が感じても当然不快に思うことはありません。

しかし「全能感」であっても、人によって感じ方は全然違います。

今回注目するのは、先ほど述べた通り、

「あぁこの感じ、すごい心地よい~」

という「爽快感」や「ノスタルジックな感情」が伴っているかどうかなのです。

 

これはどういうことかと言うと、

「ポジティブな感情」の「良さ」をあなたは既に知っている。

ということなのです。

 

ちょっと難しいですが、お付き合いください。

 

繰り返しになりますが、感情というのは無限にあります。

そして感じる人間によって、感じ方が異なります。

しかし、その無限にある感情の中で、

あなたは特定の「ポジティブな感情」に対して、

「あぁこの感じ、すごい心地よい~」

と「爽快感」や「ノスタルジックな感情」を抱くということは、

あなたは既にその「ポジティブな感情」の「良さ」を知っており、

その感情を感じることが「好き」だということなのです。

 

ではその「ポジティブな感情」の「良さ」をいつから知っているのかというと、

「分離する以前」からです。

つまり肉体を有し、一人の人間として活動をする以前から、

あなたにとってその感情は、とても重要な感情であり、お気に入りの感情なのです。

そして、それを何度も何度も味わいたいと思っているということなのです。

もっと言うと、その感情を味わい、学びを深めようとしているのです。

これを「正体験」と呼んでいます。

 

 

ではこの真逆の「ネガティブな感情」をなぜパターンとして感じ、経験するのかというとい、やはりこれも同じように、そのお気に入りの感情である「ポジティブな感情」を「別の形」として体感しているということです。

これを「逆体験」と呼びます。

 

私たちは、本当に物事を理解するには「体験」するのが一番です。

言葉でいくら説明されても、どれだけ本を読んでも、体験・体感するにはかないません。

家族と離れて暮らして、初めて家族の良さを知る。

病気になって、初めて健康の尊さを知る。

外国に行って、初めて日本の良さを知る。

 

こうした類が「逆体験」です。

つまり、引き続き先ほどの人の例で言えば、

 

「万能感」「解放感」が好きでお気に入りだからこそ、

その逆の「無力感」「閉塞感」を感じるネガティブな出来事を体感し、

より「万能感」「解放感」の良さを理解しようとしている。

ということなのです。

 

すなわち「ネガティブな感情」を伴うネガティブな出来事というのは、

その裏返しであるる「ポジティブな感情」を別の方法で感じる手段だ。

ということになるのです。

それだけ私たちは、この人生の中で、

ある特定の感情を選び、それを様々な形で体験しようとしているのです。

 

でもできればもう「逆体験」ではなく「正体験」として「ポジティブな感情」を味わいたいですよね。

やはりこれも、これまでの人生を振り返り、何度も述べている通り、

「あぁこの感じ、すごい心地よい~」と思える状況を自分で探す以外にありません。

自分はこういう体験をすると、「ポジティブな感情」と共に「爽快感」や「ノスタルジックな感情」を覚えるなぁ。ということを思い出して、実際にそれに挑戦することによって、「正体験」として、お気に入りの感情である「ポジティブな感情」を得ることができるわけです。

 

 

まとめますが、

まずは「パターン化するネガティブな感情」を見つけ出し、

その真逆の「ポジティブな感情」を特定することが大事です。

そして、その「ポジティブな感情」を今までの人生でどの場面で感じたかを思い出し、

再びそれと類似するような出来事を自ら生じさせて欲しいと思います。

すると過去と同じように、お気に入りの「ポジティブな感情」を体感することができると思います。

 

 

今日は結構ややこしいお話でしたが、とても大事なお話しでした。

何かの参考になれば幸いです。

それでは、最後までお読み頂きありがとうございます。