『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

4つの戒め

おはようございます。

ご訪問ありがとうございます。

 

 

今年父親が65歳で長年勤めた会社を3月いっぱいで完全に退社しました。

会って「お疲れ様でした」の一言でも言いたいのですが、

コロナのせいで、帰郷できずそのままになっています。

 

「定年」というのは聞こえはいいですが、要は「強制解雇」ということです。

経営者にとって都合のいい制度でしかないと私は思っています。

ですから、定年してからこそ、自分のやりたかったことにどんどん挑戦して欲しいし、

そうあるべきだと私は思います。

人生100年時代なんて言われますし、65歳なんてまだまだなんでもできる年齢であるはずです。しかしやはり実際に定年を迎えると、精神的にも少し内向きになるのも理解できます。また今までサラリーマンとして仕事を与えられる立場にあった者が、急に何かを生み出せ!と言ってもなかなかその感じがつかめないのも当然だと思います。

 

なんて身近がこうして定年という節目を迎えたことによって、私自身も色々考えるわけです。

そこでもし私が定年を迎えた時、自分にどんな戒めを与えるかなぁ~と思ったのですが、やはり以下の4点だと思います。

 

1 読書をすること。

2 運動をすること。

3 趣味を持つこと。

4 自分とは一体何者なのかを常に問うこと。

 

1と2は簡単で、やはり人間なんでも動かしていないとダメになります。

読書をして頭を動かし、運動で体を動かすことが必要でしょう。

「老化」という言葉をよく耳にします。「私はもう年だから・・・」というセリフもよく聴きますが、これちょっとオカシイのです。

人間の身体機能を100とすると、スポーツ選手というのは、瞬間的に80とか90を出せるように訓練します。しかし年齢と共にそれができなくなります。つまり70しか出ない、60しか出せないという状態になってきます。これが本当の「老化」です。

しかし私たち普通の人って、そもそも普段から60とか70で生きていますか?

せいぜい20とか30くらいだと思います。

つまり、スポーツ選手でもない私たちは「老化」なんてしないのです。

ではなぜ年齢を重ねると昔のように体が動かしにくくなるのか・・・

それは「そう思っているから」だと思います。

つまり「私はもう年だから・・・」というセリフと共に、普段から大して使っていない身体機能をさらに使わないことで、よりその機能を低下させているのです。

 

私の場合は少し特殊かも知れませんが、

現在38歳で、10年前の28歳との時との身体機能は天と地ほどの差があります。

今の方が断然体のキレもいいし、体力もあります。

もっと言うと、20歳の頃にやっていた水泳練習のメニューを今余裕でこなすことができるどころかそれ以上の事ができます。しかし10年前はできませんでした。

これも偏に自分という人間の限界を自分で決めてしまっていたというのがあると思いおます。こうした経験もあって、私は自分に対して、年を取ったというイメージがないのです。だってそれを実感しているわけですから。

 

読書もそんな無理してたくさん読む必要はないと思いますが、これも習慣にするべきだと思います。私も本を読むのがすごく苦手なのですが、それでもカバンの中には必ず一冊は本が入っていて、喫茶店や電車の移動中少しづつでも読むようにしています。

 

読書や運動が趣味というのであれば、3はいらなくなりますが、できればそれ以外の趣味を持った方がいいと私は思います。

どんな趣味でも構いません。旅行でもいいし、プラモデルでもいいし、料理でもいいし。何かに没頭するというのは、その人の人生を豊かにする重要なカギになります。定年してからこそ、こうした時間を作りやすくなるわけですから、是非挑戦して欲しいと思います。

また仕事が趣味でもいいと思います。定年してから商売を始めるのだっていいわけですから、まずは小さなネットビジネスで稼いでみるとか、そういう趣味も素晴らしいと思います。

 

そして最後4の「自分とは一体何者なのかを常に問うこと」

これは別に定年後であろうが、なんであろうが人間として生まれた以上、

常にこれを問い続けることが必要だと思います。

「私は〇〇である」ってそれホント??

でも書いた通り、私たちは「本当の私」に次々と「ラベル」を貼って自分を知ろうとします。しかしその「ラベル」はあくまで「ラベル」であって、「本当の私」を的確に表したものではありません。

「ラベル」を貼ること自体、悪い事ではなく、自分を知ろうとした結果であり、皆そうするものです。しかし時にその「ラベル」が、その人の人生を悪しき方向に向かわせたり、本来あるべき姿とは別のものにしてしまう場合があるわけです。

ですから私は一体何者で、何が本当はしたいのか。という問いをし続けることによって、「本当の私」の声をキャッチし、その声に従うようになれば、私たちはより豊かな人生をおくることができると思います。

 

以上の四つは繰り返しますが、別に定年した人だけでなく、誰にとっても必要な事柄だと思います。

始めは面倒かも知れませんが、少しづつトライしてもらいたいと思います。

皆様のより良い人生をお祈りしています。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

それではまた。