『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

2つの宇宙

おはようございます。

ご訪問ありがとうございます。

 

 

これは私の自論ですが・・・

宇宙の広さってどのくらいあるのだろう??という疑問に対する答えなのですが。

ズバリ!

「認識したところまで。」

だと思っています。

 

宇宙は本当に広大であるということは誰もが知っています。

望遠鏡を使って遠い遠い宇宙を科学者たちは日々観測しています。

しかしその「果て」を見出すことはできていません。

とにかく「広い」ということだけはわかっています。

では本当に宇宙はどれだけの大きさなのかと言うと・・・

「認識したところまで」つまり「見た分」だと思うのです。

100億光年先まで見える望遠鏡ができれば、そこまで。

100兆光年先まで見える望遠鏡ができれば、そこまで・・・

だと私は思っています。

 

しかしこの「見る」というのも、

望遠鏡を使って遠くから眺め、そこに「有るのを知っている」のと

宇宙船を使って実際に赴き、そこに「身を置いて有ることを知る」のとでは、

同じ「見る」でも違いがあるのです。

つまり「情報として知っている」と「体感として知っている」という差があるわけです。

前者を「情報宇宙(世界)」とし、

後者を「体感宇宙(世界)」と名付けましょう。

 

「情報宇宙(世界)」なんて言うと難しく考えてしまいそうですが、単純なことでして、私たちは、今この瞬間も日本から見て、地球の裏側にある南米大陸に多くの人たちが暮らしていることを知っています。

或いは地球の周りをたくさんの人工衛星などが飛んでいることを知っています。こうした見てはいないけど、情報として知っている世界のことを「情報宇宙(世界)」と言うわけです。

 

しかし「体感宇宙(世界)」というのは、実際にこの目で見た世界の事です。ですから南米大陸に住んでいる、ホセ・フェレナンデスさんが今日お腹が痛くてタクシー運転手の仕事を休もうと思っていることは知りませんし、地球の周りを飛んでいる人工衛星と呼んでいるものは、実際見て見るとどこぞの国の宇宙兵器かも知れません。

 

つまり早い話が「行かなきゃ「体感宇宙(世界)」は広がらない」ということです。

 

当たり前ですが「情報宇宙(世界)」は家にいても広がります。

興味があれば、どんどん広げていいものです。

ネットでも新聞でも雑誌でも、なんでもこの「情報宇宙(世界)」を広げる方法はあります。

 

しかし「体感宇宙(世界)」は基本的に実際にそこへ行かないと広がりません。

そしてそこで出会う人やモノが、その宇宙(世界)を実際に構成する要素になります。

つまりあなたと実際に触れるモノであり、あなたに直接刺激を与える存在です。

 

小学生であれば、家族・学校・数人の友達・塾など・家から数キロ圏内くらいが「体感宇宙(世界)」です。

大人でも、家族・会社・通勤の往復・旅行先くらいが「体感宇宙(世界)」でしょう。

 

そう、私たちが実際に身を置く「体感宇宙(世界)」って、

本当に、本当に、本当に、本当に・・・・

 

「狭い」んです・・・

 

それは当然、私たちが「体」という制限を有していることもあります。

また色々な社会的、私的な制限もあります。

しかし、小学生は仕方ないにしても、

大人は生活をあまりにもパターン化させてしまい、

「体感宇宙(世界)」を広げることをしなくなってしまうのです。

ですから、そんな大人はどうなるかと言うと・・・

 

「退屈」するわけです。

 

そして、その「退屈」を紛らわす最も手っ取り早い方法が・・・

「テレビ」を観る。です。(テレビ局はそれを主眼に番組を作っています。)

そして人によっては、酒を飲み、タバコを吸い、無駄な買物をし、パチンコをし、風俗に通い云々・・・

つまり、刺激を求めようとするわけです。

そして気づけば、お金と健康を損ない、目の前の愛すべき人が去っているわけです。

 

ではどうすれば「体感宇宙(世界)」を広げることができるのでしょうか?

私が実践する具体的な方法をお伝えします。

それが・・・

「知らない街に行く」です。

 

もちろん、新しい習い事に通うとか、新しい友人を作るとか、海外旅行とか・・・

「体感宇宙(世界)」を広げる方法としてはすごくいいです。

でもハードルが高いし、お金もかかることだし、そうしょっちゅうはムリです。

ですから、月に1度でいいから、電車に乗って降りた事がない駅で降り、

歩いた事が無い街を歩いて欲しいのです。

 

私の場合は、やはり神社が好きなので、

目標を神社に定めて、お参りしたことがない神社を目指すようにしています。

すると、知らない植物を見たり、旧跡に出会ったり、地域の行事に出くわしたり・・・こうした、本当に些細なことだけど、確実に自分の「体感宇宙(世界)」が広がっていることに気づきます。

そして、それがどこかで普段の生活に役立つことがあるのです。

 

また、私は知らない人に声をかけるのが苦手なのですが、今年からなるべく一人には声を掛けてみようと自分に試練を与えています。例えば釣りをしている人に声を掛けてみたり、神社の神主に声をかけてみたり・・・

まだ全然慣れないけど、中にはすごく丁寧に色々説明してくれる人もいて、

ほんの少しですが「人嫌い」の性格に変化が表れているのを実感しています。

 

みなさんも、こうした「2つの宇宙(世界)」をお持ちですから、

是非、意識的に広げてみて欲しいと思います。

きっとより人生が豊かになると思います。

 

 

それでは今日はここまで。

最後までお読み頂きありがとうございます。