『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

お祭り野郎!お祭り女!へのメッセージ(下)

おはようございます。

ご訪問ありがとうございます。

 

前回の続きです。お読みでない方は先にこちら↓をお読みください。

 

お祭り野郎!お祭り女!へのメッセージ(上) - 『神主の遺言』

 

 

このように、私はこの国の最悪の未来を想定しながら、日々神社に奉仕しています。

そして本当にささやかですが、ここにこうして「遺言」を残しているのです。

もし将来再び日本人が立ち上がり、本当に独立した国を目指そうとする時に、

このブログが何かの役に立てばと望んでいるからです。

今のうちに神主としてできることはなんでもやっておくつもりです。

 

 

さて、それでは

毎年お祭りを楽しみにしているお祭り野郎、お祭り女の皆様に私から渾身のメッセージをここで述べようと思います。

私が縷々語ったような最悪な未来を招かないために、皆さんにとってもらいたい行動をここでお話したいと思います。

 

選挙に行って下さいでしょうか?(これも大事ですけど)

選挙に出て下さいでしょうか?(以下略)

私のようにブログやツイッターなどで発信して下さいでしょうか?

 

違います・・・

皆さんに一番お願いしたいこと・・・

それは・・・・

 

 

 

「あなた様が大好きなお祭りを大事にして下さい」

 

 

 

です。

「そんなの言わなくてもわかってらァ~」だと思います。

でも言わせて下さい。

あなた様がお祭りを愛し、大事にしていらっしゃる精神が実はこの国の掛けがえのない財産なのです。

 

「日本の祭り」を深掘り - 『神主の遺言』

でも詳しく述べましたが、私たちの国の津々浦々で行われているお祭りがなぜ継承されているかというと、一言で言うと「かっこいいからです」

 

この「かっこいいから」を言い換えると、「男性性に魅了されるから」になります。

 

日本の祭りというのは、例外を除くと、この「男性性」つまり「男らしさ」という人間の持つ重要な特性と結びついています。

これは性別に関係ありません。女性でも「男性性」をちゃんと備えています。その逆も然りです。

 

普段の生活では、皆それぞれバラバラに暮らしています。

サラリーマンだったり、経営者だったり、学生だったり、女性だったり、男性だったり、金持ちだったり、貧乏だったり云々です。

 

しかし祭りという空間・場面になると、

皆が持っている「男性性」が一気に増長します。

そして・・・

同じ衣装を着て

同じ動きで踊りを踊って

同じ掛け声で神輿を担ぎ、山車を曳いて

同じ飯を食って、同じ酒を飲む(しかも神に供えた)わけです。

 

すると、普段はバラバラである「個」が一時的に「一緒」になる。という感覚になります。

少し難しい言い方をすると、これが「統合する」ということなのです。

個が、祭りという非日常になると、集団を構成する一つの要素になる。とも言えます。

 

ここでは詳しく述べませんが、こうした日本人が持つ「男性性」に基づく「統合」こそ、中国どころか、世界中の人々が日本を恐れる理由なのです。

やり方によっては、極限まで「個」を抑え、とてつもない集団の力を生み出すことができるからです。世界でこれができるのは、私たち日本民族だけなのです。

なぜそれができるのでしょうか?答えだけをここに述べておきます。

TOPがそうだからです。つまり天皇が「個」を捨て、公に尽くす生き方を選んでいるからです。

 

 

 

 

お祭り野郎、お祭り女が、祭りが終わった後に「あぁ今日も楽しかった」と思うのは、単に、ギャーギャー騒いだとか、目立ったとか、酒がたくさん飲めたとか・・・

そういう「個人の楽しみ」もあるのは当然ですが・・・

それとは別に、心のどこかで「あぁ日本人でよかったなぁ」とか「何も考えず夢中になれたなぁ」とか「妙にすっきりした気分だなぁ」と感じることがあるはずです。

そして、「個人の楽しみ」だけを求めている人は、本当のお祭り野郎、お祭り女にはなれませんね。それは皆さんがよく知っていることです。

準備に片付け、寄合に挨拶周り・・・こうした祭りに付随する様々な活動に関わり、これを楽しんでこそ、真のお祭り野郎、お祭り女ですからね。

 

こうした祭りにおける「心地よさ」というのは、「統合」したからこその喜びです。

独りでは決して味わうことができない感覚です。

私たちはこうした感覚を味わうためにも、祭りを行っているのです。

 

そして(非常に重要なことですが)

その祭りにおいて主催となる神社の神様も、同様の感覚を感じています。

つまり、神と人とが同じ感覚を味わうのが「祭り」なのです。

「祭り」というは、最も神を「刺激」するものです。

別の言い方をすれば、最大の注目を向けるということです。

まさに「不祀不祭」の正反対です。

国の厄災を防ぐには荒ぶる神の怒りを鎮めることが何よりも大切だと、私は述べました。

そして、その怒りを鎮めた後に、その神は今度は私たちを守護する神へとなってくれるのです。

これでお分かりの通り、皆さまが大好きな祭りを、今後も盛大に奉仕し、皆さまが楽しむことが、この国を守ることに直結するというわけです。

 

 

 

ね、最後はちゃんとお祭りの話になったでしょ^^

 

何かと暗いニュースが続く世の中ですが、

希望はあります。私たち「人間」が希望なのです。

自信を持って生きましょう。

 

 

それでは今日はここまで。

長々と最後までお読み頂きありがとうございます。