『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

落とし穴にはまるのは誰だ

こんにちは。

ご訪問ありがとうございます。

雨の日曜日、いかがお過ごしでしょう。

 

「私はすごい!!!」 - 『神主の遺言』

 

↑こちらにほとんどの事を書いたのですが、

もう少しかみ砕いてみようと思います。

 

私たち人間は、とにかく誰かの真似をします。

小さいときから周囲の大人の真似をしながら大きくなるのです。

しかし、これは別に子供に限ったことではなく、

大人だって、日々誰かの真似をして生きているのです。

 

意識的・無意識的に「いいな」と思うものを、どんどん取り込むわけです。

ただこの「いいな」というのは、必ずしもポジティブなモノばかりではありません。

例えば「バカ」という言葉は、人を罵るために使う言葉ですので、決していい言葉とは言えません。

しかし私たちはこの言葉を多用します。

なぜなら「便利」だからです。

誰かがこの言葉を使っている場面に遭遇し、この言葉は他人や時に自分を罵るのに便利な言葉だから「いいな」と思って取り込んだ。というわけです。

このように、言葉一つとっても私たちは周囲にある「いいな」と思うものを自分の中に吸収していくのです。

 

 

テレビなどに出ている有名人は「影響力」があると言います。

確かにテレビなどで、芸能人などが何かを発信するというのはたくさんの人の心に大きな影響を与えます。

みのもんたさんがバナナが健康にいいと言えば、スーパーからバナナが消え、

次の日に納豆が健康にいいと言えば、スーパーから納豆が消えるのです。

私たちはこのように、誰かのあっち向いてホイにすぐ引っかかってしまうのです。

なぜなら人間の心はどこまでも「純粋」だからです。

テレビを製作している側はそれを十分に理解しています。

ですから、テレビを作る側の人たちには、常に国民の幸福・利益につながるような番組作りをして欲しいと私は願っているのです。

 

著名人・有名人が何か言ったり、やったりすることは、多くの人々の心を動かします。

そして、彼らの生き方や考え方などそのもの魅了され、それを真似・取り込むようになることもあります。

昨今、ネットの普及により、今までとは違った形の「リーダー」が現れるようになりました。

IT会社の社長で、時代の寵児となったような人

ユーチューブなどで発信をするユーチューバーなど

 

彼らの素晴らしい「個」の才能が開花し、多くの人たちから支持されています。

そして、時にテレビメディアなどにも登場し、それぞれの意見を述べています。

こうした新しい「成功のモデル」を示す彼らを見て、

後に続こうとする若者もいるでしょう。

それは素晴らしいことですし、是非頑張って欲しいと思います。

私も見習う所が山のようにありますし、たくさん参考にしています。

 

しかし・・・

二言目には、「バカ、バカ」と他人を罵る姿にどうしても共感ができないのです。

そして、それをどうか「見本」と思って欲しくないのです。

つまり真似して欲しくないのです。

 

自分ができること。自分が能力があること。自分が立派であること。

これをして、他人を蔑む理由にはならないのです。

もっと言えば、蔑む人などいないのです。

皆それぞれ素晴らしく、健気に生きているのです。

 

こういう「個」の能力が高い人からしてみれば、

私は無駄が多く、回りくどく、非合理で、バカらしく見えるでしょう。

しかしそういう人を見てイライラしてしまうのであれば、

黙ってその場を去ればいいだけで、

いちいち「バカ、バカ」言うべきではありません。

 

未来ある若者たちよ。

どうか、こうした人たちから影響を受け、たくさんの事を吸収して下さい。

しかし、他人の批判は十分に気を付けて下さい。

これは私の経験として言っています。

「他者への批判は自分が掘った落とし穴」なのです。

落とし穴を掘った分、自分がそこへはまる危険があるのです。

私も何かを批判することはあります。

しかし本当に慎重に、そしてそれなりの覚悟を持ってしています。

軽々に自分と意見が違う、やり方が違うというだけで、

バカだの、アホだのと言うのは、自分が歩むべき道に自分で落とし穴を掘り、次いでに地雷をばらまいているようなものなのです。

 

私たちは自分の歩むべき道をまっすぐ歩み、そこで出会う人々を大切にしてこそ、

それぞれの人生が輝く。

私はそう思います。

 

 

今日はなんだか説教じみた投稿になってしまいました。

ご容赦願います。素敵な日曜をお過ごしください。

それでは今日はここまで。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。