『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

なんでイライラするんだろう~

みなさん、こんにちは。

ご訪問ありがとうございます。

 

梅雨明けたのかなぁ・・・・

もう8月ですねぇ~。

 

ということで、今日はこんなお話です。

例えばですが、あなたが「電車」に乗っていたとします。

すると、急に「ガタン!」と電車が急停止してしまいました。

「なんだろう??」と思うのですが、理由がわかりません。

10分経っても、20分経っても、なんの説明もありません。

だいぶ経ってから以下のようなアナウンスが流れてきました。

 

「ただいま■☆付近※、♦路内に〇Δ物らしき@※が、?Π路を&い、その★♢業を行っております。おΘΨ※所大変申し訳Ξ÷θませんが、しばらく〷βДください。」

 

放送が途切れ途切れ、周囲のざわめきもあって、何を言っているのかよくわかりません。こんな時、あなたの心はどうなっているかと言うと・・・

 

「イライラ」しているハズです。

 

目的地に急いでいる、或いは狭い空間で息苦しい、トイレに行きたい、立ちっぱなし・・・

こうした理由でイライラすることもあるでしょう。

しかし、そうではなく、これとは別に、上の話には「イライラする理由」が含まれているのです。それが・・・

 

「理由がわからない」という理由です。

 

「なぜこの電車は止まったのか?」

という理由が全然わからないことにイライラするのです。

そしてその上、その理由を説明している放送が全然聞き取れません。

尚、そのイライラは増長します。

 

人間は「理由がわからない」ことにイライラするように出来ています。

私たちは事象の一つひとつには理由があり、意味があると思っているからです。

そして、理由や意味を付けたがります。そうやってこの世界を認識しているのです。

それはそれで良い面・悪い面があるのですが、今日はそのお話ではありません。

 

常に何かにイライラしていたり、気持ちが落ち着かない人というのは、必ず何かに怒っています。

しかし本人がその理由をハッキリと理解していないというケースがあるのです。

或いはすっかり忘れているという場合もあります。

 

例えば、近くで子供がボール遊びをしているとします。

それを見ただけで、イライラするということもあるのです。

子供が嫌いなわけでもないし、その子供に何かされたわけでもない。

なのに、イライラする・・・

実はその人は、子供の頃にドッチボールで顔面にボールを当てられた過去があって、それ以来ボールが嫌いだったのです。しかし大人になってすっかりその出来事は忘れてしまっていたけど、無意識では「ボールは危険である」ということを覚えています。だから「イライラ」という感情を使って、その場から逃げるように警告していたというわけです。

 

つまり、逆を言えばこのように、それぞれの理由が解れば、ちゃんと気持ちが落ち着てくるというわけです。

先ほどの電車で言えば・・・・

 

「ただいま前の駅付近で、線路内に飛来物らしきものが、線路を覆い、その除去作業を行っております。お急ぎの所大変申し訳ございませんが、しばらくお待ちください。」

 

というアナウンスをちゃんと聞き取ることができれば、イライラはスッと収まる。

というわけです。

 

私もすごく長い期間(1年以上かな~)

毎日毎日イライラしながら生きてきました。(ちなみにそういう時は辛い物を食べたがります。私はウソではなく、半年以上スンドゥブを食べていました(^^;)

 

しかし自分を分析し、何に怒っているのか。ということを理解しよう、理解しようとした結果、「これかも知れない」「きっとこれだ」というものが、だんだんわかってきました。

すると、次第に本人もどうすることもできない、言いようのないイライラは収まりましたし、毎日スンドゥブを食べるようなこともなくなりました。

 

「自分を知る」

これこそ、精神的な苦しみから解放される唯一の方法だと、私は信じています。

何かこうしたイライラを抱えている方は、是非「私」という存在をとことん見つめてみて下さい。

 

それでは今日はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。