『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

長崎忌(第二話 慰霊・鎮魂の2発)

みなさん、こんにちは。

ご訪問ありがとうございます。

今日は8月9日

長崎に原爆が投下された日です。

亡くなられた全て御霊に対し、哀悼の誠を捧げます。

 

 

前回の続きのお話です。

まだお読みで無い方は先にこちら↓をお読みください。

広島忌(第一話 原爆と武士道) - 『神主の遺言』

 

情勢が変わり、この日本で将来「核武装論者」が多数を占めた場合、

民主的な手続きに従って、日本が本当に核武装をすることになったとします。

 

その時・・・

「日本には核は必要ない」と言っている私から一つ提案があります。

それが・・・・

 

「2発」持ちましょう。

 

という事です。

広島、長崎に落とされた2発・・・

それ以上は持たない。

私はこれを強く主張します。

「慰霊・鎮魂の2発」です。

 

ご存知の通り、核を保有している国は限られています。

その中でもアメリカは何千発と持っています。

アメリカに限らず、保有国はたくさんの核を保有しています。

ですから、日本が2発持ったところで、

安全保障上ほとんど意味はありません。

使えないのです。

しかし、私たち日本人はこれ以上持たない!

投下された2発以上の原爆は・・・・

 

世界は、核保有国となったそんな日本を見てどう思うでしょう?

もっと作って「モノ言える国」になればいいのに、

日本は落とされた数以上の原爆を持たない・・・

私がもしそんな日本人の姿勢を見たら、

度肝を抜くと思います。「なんだコイツらは!」って。

人を殺すための兵器であるはずの核なのに、

日本はそれを持っている意味が「慰霊・鎮魂」なんですから。

 

日本では、この2発の原爆をいつでも見に行くことができ、

この2発によって亡くなられた人々の霊を慰める。

そして、世界に向けて、核を保有する国々に対し、

核の虚しさを訴え続けるべきだと思うのです。

 

そしてそして・・・

この訴えに耳を傾け、世界から核兵器を完全になくそう!

という世界が将来やってきた時・・・

日本のこの2発は最後まで取っておきましょう。

世界にある何万発という核兵器を処理し尽くし、

完全にこの地球上からなくなるまで、

この「慰霊・鎮魂の2発」をそのままにしておくのです。

 

そして、いよいよこの2発の原爆を処理する時がやってきます。

原子爆弾ですから、爆弾の中には当然核物質が詰め込まれいます。

 

しかし・・・・

その「慰霊・鎮魂の2発」を開けて覗くと・・・・

 

それぞれ「鏡」が一枚入っているだけ。

 

そうです、神代の昔、天岩戸で、

天照大御神」が「命」が何よりも尊いことに気づいた道具が「鏡」でしたね。

日本の本当の国是 - 『神主の遺言』

https://www.youtube.com/watch?v=EzWOfTXgH4o&t=339s

 

その「鏡」が入っているのです。

そして世界に向けて訴えます。

これが「日本の精神」なんだと。

この鏡に映る「あなたの命」こそ、何よりも尊いものである。

この2発の原爆で亡くなった犠牲者は、

それを世界に訴えかけていたのだと!

これが、世界で唯一原爆を落とされた国ができる、

本当の核廃絶運動だと私は思います。

 

そしてちょっとこれ以上は語るのはやめるつもりでしたが、

敢えて少しだけ触れてると・・・

この「2」(two)という「言葉」と「文字」が、

「呪詛」つまり「呪い」になることにお気づきだと思います。

世界で唯一被爆した日本が核を保有するということは、

世界で唯一原爆を投下した国であるアメリカに対する強いメッセージになります。

しかもそれが落とした原爆の「数」が同じ・・・

「2」(two)という「言葉」と「文字」に触れる度に、

アメリカはその原爆を落としたという行為について、

四六時中思わないといけないのです。

恐ろしいことを言っていますが、これが本当の「呪い」なのです。

ひょっとしたら、これが戦争を放棄した国である日本ができる、

唯一の攻撃法かも知れません。

そして、世界最大の核保有国であるアメリカがこの呪詛に耐え兼ね、

率先して核廃絶の先駆けとなってくれるかも知れません。

私はそれを期待しているのです。

 

 

皆さんはどうお感じになられますか?

 

改めまして、広島・長崎の原爆で、亡くなられた全ての方々の御霊に対し、哀悼の誠を捧げると共に、今なお後遺症に苦しむ方々に対し心からお見舞いを申し上げます。

 

それでは今日はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。