『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

東日本大震災と日本の神々

こんにちは。

ご訪問ありがとうございます。

 

 

あの震災から10年が経ちました。

「もうすっかり復興した。」なんて決して言えないと思います。

日本の経済が何十年と低迷していて、その中での地震・・・

何度も瓦礫の上に立ち上がった民族とは言え、

やはりその歩みがゆっくりになるのも仕方ありません。

 

 

はっきり言いましょう。

地震などの天災は神の怒りです。」

そんな世迷言は言うものではない!と言われるかも知れません。

「天譴論」など非科学的な戯言だ!と思われるかも知れません。

しかし私は何度でも言います。

地震などの天災は神の怒りです。」

神主がそれを言わなくなったらこの国はおしまいだからです。

 

神はなぜ怒るのか??

その第一の理由は「祀られない事」(不祀不祭)です。

放っておかれることが、一番の怒りの原因なのです。

人間と同じです。人間の心を一番荒ませる原因は「存在を無視する事」です。

 

なぜ、今の神社界は、あの震災の原因と思われる、怒れる神を特定しようとしないのでしょうか?

なぜ、今の神社界は、その神の怒りを鎮めようとせず、「お願い」ばかりするのでしょうか?

そして「祀られない神」を生まないようにすることが、神社界、そして私たち神主の仕事なのではないでしょうか?

 

「戦後の神道」が、「戦前の神道」と同様に、神道としてあるべき姿から遠く離れてしまっているから、「祀られない神」が生まれ、怒り荒んでいるとは思わないのでしょうか?

 

あの地震で、あの津波で・・・

2つなき命を落とした幾多の人々は、日本の国体の要素の一つである「神道」が正常に機能していないことによって亡くなられた犠牲者・被害者だと私は思っています。そして当然神主であるこの私もその片棒を担いでいるのです。

 

もちろん神道だけはありません。

日本が日本らしくないのです。

日本の政治が、経済が、教育が、安全保障が・・・

微妙に、或いは大きく狂っているから、

地震や天災といったものに限らず、見えない力が様々に私たちに対して、警告を発していると私は思います。

 

生きている私たちには、やるべき事がたくさん残されています。

日本とは何か、国とは何か、私たちとは何か、そして私とは何か・・・

亡くなられた方々に少しでも報いるために、この問いをし続けていきましょう。

 

 

改めて、東日本大震災において亡くなられた方々の御霊の安らかなることをお祈り申し上げ、被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。

加えて、明日3月12日に発生した長野県北部地震において、犠牲となられた方々へも哀悼の誠を捧げ、被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。