「やる気スイッチ」の探し方
おはようございます。
ご訪問ありがとうございます。
久しぶりのブログ更新になります。
ユーチューブでも同じ内容をUPする予定ですが、こちらが先になりました。
3月なので卒業シーズンですね。
来月になれば入学・進学の季節で学生さんたちは新たな門出です。
学校だけでなく、学習塾に通う生徒もいますが、
某学習塾のCMで、
「やる気スイッチ君のは何処にあるんだろ~♪見つけてあるげるよ君だけのやる気スイッチ~♪」
という耳に残る音楽をバックに、先生が生徒の体をまさぐると、体のどこかにスイッチがあって、それをパチッと押してあげると、生徒が「おぉぉぉ~!」とやる気を出して勉強に励む様子が描かれています。
今日はこの「やる気スイッチ」ついて考えみましょう。
もちろんこれは、CMの演出ですから、体のどこかに本当にスイッチがあるわけではないことは当然ですが、
結論から言ってしまえば、この「やる気スイッチ」というのは、人それぞれが持つ「目的」のことです。
私たちはとにかくこの「目的」を持って生きるということが何よりも大事です。
しかし多くの人が、目的ではなく、目標を掲げてしまいます。
テストで100点を採る、〇〇高校・大学へ進学する、〇〇の資格を得る、年収を〇〇〇万円にする、フェ〇ーリを買う・・・・
これらは全て「目標」です。
「将来は何になりたいの?」とよく大人が子供に訪ねることがあります。
お花屋さんとかサッカー選手とか、子供は答えますが、
私から言わせると、この質問を子供に対して不用意に行うから、上記のように、「目標」をすぐに掲げてしまう人間になってしまうように思います。
色々な場面で申しておりますが、
私たち人間がこの世に生きている理由は「感情」を感じに来ている。ということです。
何を成すとか、ましては何かを残すことではありません。
日々感じるこの感情を感じに来ているのです。
そして、この感情には大きくわけでポジティブなものとネガティブなものがあります。
今回の「目的」とはこのポジティブな感情と大きく関わってきます。
例えば先ほど例に出した「フェ〇ーリを買う」という目標を持った人がいるとします。
実際にこの高級車を購入し、その人は「嬉しい」というポジティブな感情を味わうはずです。
しかしお分かりの通り、それを失う不安、自分の物より良い物を持っている人への嫉妬、そして私はこのレベルの車を買うのが限度という虚しさ云々・・・
これらが漏れなくついてくるわけです。
ところが、何かの機会に友人の車を運転することがありました。自分の車を運転するのとは違う感覚を感じ、とても楽しく思いました。その後も別の車を何台も運転することがあり、その都度得られる喜びを感じました。
そしてこの人はようやく気づきます。
「車を所有するのが好きなのではなく、車を運転することが好きなのだ」と。
つまり「名詞」ではなく「動詞」ということです。
それに気づくと動きが変わってくるはずです。
生活を切り詰めて、借金までして高級な車を買うのではなく、
色々なレンタカーを借りて乗り心地を試すこともできます、
代行運転サービスの副業も始めることができるかも知れません。
色々な車を運転していることを活かしてそのレビューをユーチューブで発信できるかもしれません。
このように、自分が感じるポジティブな感情が伴う動詞こそ、
その人が持っている「目的」と直結しているのです。
ですから、私たちは常に、
「自分は何をしている時が心地よいのか」
という問いを自分に投げかけていくべきなのです。
それは何かを所有したり、誰かと比較して優越感を感じたりというものとは違い、自分の中ですべて簡潔する喜びです。
これがない人はいません。
それこそが「人生の目的」となり、それがはっきりすることによって、それぞれの「やる気スイッチ」がONになり、
誰かに言われなくても前向きに動ける人になるはずです。
(上記の学習塾が今私が述べたような指導でやる気スイッチを探しているのかは不明です。)
それでは今日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。