『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

あなただって変わらない!

おはようございます。

 

今日は「節分」、明日は「立春」。

風邪を引かずに、元気に新しい季節を迎えましょう。

 

 

さて

生きていると、色々な事があります。

理不尽な事、腹に据えかねる事、許せない事・・・

そして、こうした苦しみを持ってくる人。

 

私は自慢じゃありませんが、こうした経験を・・・

ず~~~~~~っとしています。

もう物心がつくような幼稚園に入るか入らないか辺りから始まって、「現在進行形」です。

 

ただ昔と違うのは、自分の心と向き合い、

心の仕組みを勉強することによって、

さまざまな苦しみ、ネガティブを「ある程度」コントロールできるようになったことです。

「なるほど・・・だから今自分はこんなに怒っているのか。」

「あぁ、こりゃ嫌な気持ちになって当然だ、昔のあの出来事の追体験だ。」

このように、自分の心で今何が起きているのかが、把握できるからです。

精神的に苦しい人の中には、今周囲で起きているネガティブな出来事がなくなることが、苦しみからの解放だと信じている人がいるようですが、

実際にネガティブな出来事というのはコントロールすることができません。

嫌なヤツは嫌なヤツ、悪いヤツは悪いヤツ、合わないヤツは合わないヤツなのです。

それにこうしたヤツらをコントロールすることができないのは当然ですが、コントロールするだけ無駄なのです。

 

例えば、道の真ん中に大きな岩がドカン!と居座っているとします。

そこへ差し掛かった人が、この状況を見て腹を立てます!

誰がこんな岩を置いたんだ!

蹴っても叩いても動きません。

イライラムカムカしてきます。

しかし、別の人がやってきて、その岩をサッと避けて歩いていきました。

 

もうお分かりの通り、岩は変わらないのです。

そこにあるしかないのです。

道をまっすぐ歩きたい気持ちはよくわかるけれど、岩があるから仕方ないのです。

ですから、こちらが変わるしかありません。

それを除けて歩くだけなのです。

 

逆を言ってしまえば、私たち自身も、他人の指図によって、この人間性などが変わるようなことは基本的にありません。

 

「あなたってホントいつもネガティブな人よね!今すぐポジティブに変わって!」

 

と言われても・・・

長年ネガティブな思考に苦しんできた私たちは、そんなこと言われたって、変われるわけないじゃん・・・。

人に言われて変われるのだっただとっくに変わっているよ・・・

となるでしょう。

それにもしそんなことを会うたびに言われていたらどうなりますか?

 

「ん~自分ってなんてダメな人間なんだ・・・・」と思う人もいるでしょうが・・・

最終的には

 

「放っておいてくれ!!!」

 

となるのではないでしょうか?

つまり、結局は人に何を言われたからって、自分は変わらないのです。

ですから、

自分という存在は自分という存在の指示によってのみ変わることができる、ということなのです。

 

よく世間で、「他人は変わらない、変われるのは自分だけ。」

という言葉を耳にしますが、

もう少しこの言葉を掘り下げてみると、

 

「あなたは他人を変えられない、他人はあなたを変えられない、あなたを変えることができるのは、あなただけ。」

 

ということになるのです。

 

 

何かの参考になれば幸いです。

それでは!