『神主の遺言』

それぞれが「本当の私」と出会い、精神的な苦しみから脱して、自分らしい人生を送れるヒントを語ります。

日本が「嫌いな人」は一度お読みください(長文ですが)

おはようございます。

 

 

 

今日は表題の通り、明確にお読み頂きたい方を絞ってお話をしたいと思います。

そして、これは決してこうした方々に対する「説得」ではありません。

しかし、もしよければお読み頂きたいのです。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

日本には日本人でありながら、「日本が【嫌い】な人」が結構います。

よく「反日日本人」などと呼ばれますが、なぜこのような現象が起こるのか、

私なりの意見を申し上げます。

 

 

私たちは生まれた時は「まっさら」でした。

しかし生まれた瞬間から色々なものをジャッジするようになります。

ミルクがおいしい(快・好)

おむつが濡れている(不快・嫌)

お母さんにだっこしてもらって安心(快・好)

着ている服が暑い(不快・嫌)

・・・・のように。

 

私たちは、このように世の中にあるものを、(快・好)または(不快・嫌)そして(どうでもよい)の3つをいつもジャッジしています。

そして、とても大事なことなのですが、お子さんをお持ちの方はよくお分かりと思いますが、

子供は大人をとにかく真似します。言葉はもちろん、仕草・行動などをどんどん真似していきます。

(ここ重要↓)

自分が(快・好)と判断したものをどんどん取り入れ、そしてそれを自分のものにしていきます。

そして「自我」というものを形成していくのです。

 

言葉や行動を真似するということは、「考え方」も真似します。

これがやがて「思想」につながってきます。

「思想」とは親や周囲の人たちから教えられた「生き方をより豊かにする術」です。

その人の人生をより素晴らしいものにするための助けとなるものです。

 

 

 

 

とりあえず、ここで一旦この話は終わりにします。

ここからは違うお話になります。

 

 

一言で言いますと、

1945年8月15日、日本はアメリカに戦争で負けました。

その後、数年間日本は「占領」されることになります。

この「占領期」に一体どのようなことがなされたのでしょう?

財閥の解体、農地改革、軍隊の解散、新憲法の施行発布、教育改革・・・・

あらゆることが「アメリカの指導」の元行われました。

 

確かにアメリカは敗者である日本に対して色々な「改革」を迫り、これを実行させました。

それはあらゆる分野において行われました。

しかしこれらをまとめて、たった一つの言葉で集約することができるのです。

 

それが・・・

 

「日本人を再び【統合】させない事」でした。

 

もっと簡単な言葉で言えば

 

「日本人が再びまとまらない事」です。

 

もっともっと簡単に言ってしまえば、

 

「日本人を団結させない事」になります。

 

「占領期」の政策は終始一貫、これが徹底されました。

 

なぜアメリカは日本に対して、そんな占領政策を取ったのでしょう?

答えは簡単です。

「怖いから」です。

日本という小さな国が、アジアどころか世界で大きな影響力を持ち、

国力が全然違うにも関わらず、真正面から向かって戦いを挑んでくるような相手と

もう二度と戦いたくなかったからです。

 

そんな「嫌な相手」である日本は、とっても不思議な国でした。

そしてその一番の特徴が、

 

日本人は「統合」しやすい、

日本人は「まとまり」やすい、

日本人は「団結」しやすい。

というものでした。これは日本以外の国ではなかなかできないことなのです。(今回はこれについては割愛します)

 

戦争でも、ビジネスでも、スポーツでも、な~んでも・・・・

人間の集まりで大きな「成果」を挙げるために、最も大事な事があります。

それが・・・

 

「やる気」です。

 

「士気」と言ってもいいかも知れませんが、要は「やる気」です。

どんなに最新の武器を持っていても、兵士にやる気がなけば戦さは勝てません。

どんなに大きな企業でも、社員が事なかれ主義であれば、良い結果は生みません。

どんなに強い選手が集まったチームでも、そのチームを愛し、やる気がなければよい成績は挙げられません。

 

国家の運営も同じです。

国民一人ひとりが、国を愛し、やる気をもって自分の役割に従事し、それを喜びを感じることができれば、国の勢いというものは盛んになります。

 

日本はその能力が「ずば抜けいる」のです。

そしてそれをアメリカは見抜いていたのです。

 

だ!か!ら!

 

再びそうさせないように、占領期に色々とやったのです。

 

「また日本人がまとまることはいけない事なんだよ」

「また日本人が団結すると、戦争になりますよ」

 

という「正義のメッセージ」を日本全国の隅々にまで、浸透させる必要があったのです。

 

その為にはどういう方法で、上記のメッセージを伝えるのがいいと思いますか?

まさか、マッカーサー元帥が日蓮上人様のように、辻説法をして廻ったのではありません。

 

「メディア」と「教育」を使って周知させたのです。

 

この2つは、戦後の日本において、

「正義のメッセージ」を発信する特権的な立場となりました。

 

そしてこれと相対する

「まとまろう」「団結しよう」という考え方を

「間違った危険な考え方」とし、攻撃の対象としていったのです。

 

 

 

 

さて、ここで最初のお話に戻ります。

 

私たちは「思想」というものを、後から身に着けていきます。

これを構築する方法はたくさんあると思いますが、

やはり一番身近なものがあるはずです。

そうです、

 

「メディア」と「教育」です。

 

 

私たちは、この2つの影響を大変受けながら、それぞれ(快・好)と思った考え方を取り入れ、

それを自分の「思想」として作り上げていきます。

 

そして・・・・

敗戦という苦い経験、

戦争での様々な苦しい体験

原爆などの悲惨な体験

をした日本人という民族が・・・・

 

「平和を愛さない訳がありませんよね?」

 

ですから、平和を愛し、家族を愛し、自分を大切にし、未来の子供たちの事を思えばこそ、

 

「また日本人がまとまることはいけない事なんだよ」

「また日本人が団結すると、戦争になりますよ」

 

という「正義のメッセージ」が心の奥深くに届き、その人の(快・好)となって、思想になっていくのです。

 

しかし・・・・

この「正義のメッセージ」は、アメリカが日本人に再びまとまってもらった困る。という「政策」でした。

ようはこれは日本の都合ではなく、アメリカの都合であるということをここで思い出さないといけません。

 

そして、ここからがとても重要なのですが・・・

 

「メディア」・「教育」に携わっている人たちは、日本の中でも少数です。

大多数の人達はそうではありません。

しかし、彼らは特権的な立場を与えれました。

 

少数が大多数を支配する・・・・

 

これって、何かとそっくりだと思いませんか??

 

「分割統治」です。

 

イギリスをはじめ、世界各地に植民地を持っていた国が、その地域や国を効率的に統治するための方法です。

一部の人たちに特権的な立場を与え、その他大勢を支配させる。というものです。

 

そしてこの「分割統治」の一番の目的は・・・

 

現地の人たちを2つに分けることによって、両者を争わせ、「宗主国への不満を反らす事」です。

その国の富みを吸い上げているという事実には目を向けさせず、

日々の生活の中で、考え方ややり方が違うことに着目させることにより、その地域を統治するのです。

 

 

さぁ

これでお分かりかと思います。

 

私たちは、計画的、戦略的、意図的に

 

「思想を分断」させられているということです。

 

あなたが日本が嫌いな理由は、主に「メディア」と「教育」という少数の特権的な立場の人たちから発せられたメッセージを、

そのまま受け取り、平和を愛するあなただからこそ、それを(快・好)と判断し、取り込んだ。ということになります。

 

しかしそれはあくまでも「政策」であり、

日本を良くしよう。

という立場にのっとったものではないのです。

 

あなたが、

右翼やネトウヨが嫌い、

天皇が嫌い、

日の丸が嫌い、

君が代が嫌い、

自衛隊が嫌い、

日本人がまとまっている姿に違和感を感じる、

国や政治家から何か強制させるのが嫌い・・・・・

 

あるいは、

元号が改まったニュース

天皇が即位したニュース

神話と史実がごっちゃにしている記事

安倍総理が即位礼で「万歳」をした事

 

これらに触れた時(↓これからとっても重要)

 

「気持ち悪い」と感じることがあると思います。


そうです、まさに(快・好)とは真反対の(不快・嫌)と言う感情が沸き上がってくるはずです。

 

それは、

 

「日本人がまとまってしまう」「日本人が団結してしまう」「日本人が統合してしまう」=戦争になる

 

という、平和を愛するあなたにとって最も感じたくない感情をガードするために、

 

「気持ち悪い」という感情を先に出しているのです。

 

あなたが嫌い・気持ち悪い、と言っているニュースのすべてが、

 

「日本人がまとまってしまう」「日本人が団結してしまう」「日本人が統合してしまう」というGHQの正義のメッセージに反しているからと思っているからです。

 

 

 

 

 

しかし・・・・(この記事はあなたを説得するためのものではありませんが・・・)

 

民族がまとまることは「間違った事」ではありません。

 

先ほども申した通り、それぞれが「やる気」に満ち溢れ、その人の人生、そして社会、国が豊かになるためにとても必要なものです。

 

日本人がそれが、とっても得意なのです。

 

しかし、それがあまりにも得意であるために、究極的に「個」というものを犠牲にし、

 

飛行機や魚雷に爆弾を積んで、生身の人間が敵艦に体当たりするようにまでなってしまう民族なのです。

 

それは確かに【統合の悪い面】(まとまることの危険性)なのです。

 

しかし、【統合の良い面】だってちゃんとあります。

 

大勢の人と心を一つにし、大きな目標に向かってみんなで頑張り、成果を得たことを、みんなで分かち合うという、人間にしかできない喜びを感じることができるのも【統合の素晴らしさ】なのです。

 

 

 

そろそろまとめますが、

 

私たちは、常に

 

なぜ私はこれが「好き」で、これが「嫌い」なのか、

 

それは本当に自分の意思に基づいたものなのか、

 

誰かの意図に操られていないか、

 

と自問し続けなければいけません。

 

そして、繰り返しますが、「思想」とはその人の人生をより豊かにするための手助けです。

 

決して、人を攻撃するための武器ではありません。

 

 

 

【統合の良い面】

【統合の悪い面】

【分離の良い面】

【分離の悪い面】

 

これを身をもって知っている日本人は、この先の時代、この「中道」を歩んでいけると私は思っています。

 

 

 

大変長くなりました。

お読みいただき、ありがとうございます。