本当の自慢話し
おはようございます。
今日は金曜日、土日休みの人は今日頑張れば明日明後日お休みです。
土日関係ない私のような人は・・・・とにかく頑張りましょう。
さて今日はこんなお話。
私は小・中・高と普通の公立の学校でしたし、
大学は東京でしたが、実家から通っていたので、
普段付き合う人間は地元の人ばかりでした。
もちろん色んな人がいましたが、今考えれば似たり寄ったりの人たちが多かったかも知れません。
ただ、東京の神社へ奉職するようになって、交友関係が徐々に変わってきて、色んな人たちと話をする機会が増えたのですが、
その中でも今までにないタイプの人と出会うことになります。
それが・・・
「自慢する人」です。
もちろん地元にもこういうタイプはいたのかも知れませんが、直接会って話をするようになったのは、東京へ来てからでした。それも何人かいらっしゃいます。
その内特に顕著の方がいて、話の99パーセントは「お金」の話です。
如何にお金を持っているか
がむしゃらに稼いだ過去
高級車を若い頃から乗っていたこと
所有している不動産とその活用法
着ている服や履いている靴がいかに高級であるか
飲食店などの馴染みの店でいつも特別扱いされること
普通の人が持っていないクレジットカードを見せてくる
などなど・・・・枚挙にいとまがありません。
確かに彼は私のように普通にお勤めしているような人と比べれば、もちろんたくさんお金を持っているでしょうし、資産もあると思います。それはとても立派なコトですし、うらやましく思います。
ただとても残念ですが、「お金を持ってもあの人のようにだけはなりたくないな・・・」と会うたびに思ってしまいます。
こういう話をすると、「だったらお前がそう「なって」から言ってみろ!」と言う人も中にはいるはずです。
そういうご意見も尊重しますが、いわゆる「負け惜しみ」とかそういう感覚とは全く違うレベルで「あの人のようにはなりたくない」と心底感じてしまうのです。
こうした人は、初めて会ってからしばらくは、「へぇ~スゴイなぁ~」と感心しながら話を聞いてしまうものですが、こうも何度も何度も自慢話しを聞かされると、
「今度はどんな自慢話しをしてくるだろう」とちょっと笑いながら話てくるのを待っているような状態にまでなってきます。
でも結局「内容」はいつもと同じ自慢話しですので、聞き終わった後はこちらがドッと疲れる・・・。と言った感じになります。
私がとても影響を受けた本の中の一つに、
『淋しい人ほどいい顔する』加藤諦三著というものがあります。
そこには
「自慢する人は自分の強さを示しているのではなく、弱さを示している」と述べている箇所があります。
この一文を読んだ時、「なるほど、自慢とは「盾」なのかもしれない。」と感じました。
「俺はこれだけすごいんだ!」という「盾」をいつも持ち歩き、自分の身を守るガードとしているだと思うのです。
先ほど紹介した私の身近にいる男性も、
きっと何か自分の「弱さ」みたいなもの
(正確にはその弱さを自分の中でダメなモノとしている事)
を持っていて、それを隠そう、隠そうとしているために、あれだけの自慢話しを繰り広げるのだと思うのです。彼の弱さとは一体何か・・・それは今のところ分かりませんし、詮索するつもりはありません。
でも十中八九そうした背景を持っていると思われますから、気の毒と言えば気の毒なわけです。
とまぁ、普通でしたら、この辺りで話が終わるものでしょうが、私の場合は違います。
この先があります。
みなさん!
このささやかなブログを見て下さっているみなさん!
そうじゃない方を含めて、この世に生きるすべてのみなさん!
自慢しましょう!
大威張りで自慢しましょう!
これ以上ない得意な顔をして自慢しましょう!
胸を張って、まなじり高く自慢しましょう!
そう、
今生きている事を!
俺は、私は、今生きているんだぁ~!!と自慢しましょう。
そしてお互いを称え合いましょう!
私たちが本当にする「自慢」とはコレです。
「今生きている事」です。
生きていることが当たり前ですか??
本当にそうですか?
絶対に違うはずです。
これ以上の奇跡なんてありません。
お金があろうが、なかろうが、勉強ができようが、できまいが、学歴があろうが、なかろうが、どこに生まれようが、今何をしていようが・・・・
そんなのどうだっていいのです。
今生きている事以上に、私たちが誇れることなどないのです。
お金も、地位や名誉も大事です。
しかし、まずは自分が生きているという一番誇るべき、一番感謝すべきことに気づいていなければ、こうしたものに振り回される人生になってしまいます。
逆にそれができれば、こうしたものを上手に使いこなすことができるようになるのです。どうかみなさんにはそうなって欲しいし、私もそうありたいと常に思っています。
繰り返しますが、
みなさん、自慢しましょう!
今生きていることを自慢し、それをお互い称え合いましょう。
人生をより豊かにしたりするノウハウや方法を実践するのは、まずそれができてからです。
それでは今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。